ジャニーズときどき趣味のおはなし

ど新規ジャニオタのゆるゆる日記です

ロキノン合衆国からジャニーズ帝国に移住して②

ロキノン合衆国アジカン州からジャニーズ帝国はジャニーズWEST領の濵田の民となった高坂です。

移住して受けたショックについて語るこの企画。

それでは早速行ってみましょう。

③チケット入手の困難さ

これは本当に参った。こんなことになるなんて思わなかった。

ロキノン合衆国ではライブのチケットを手に入れるのにファンクラブに入ってないと無理、なんでことほぼないんですよ。人気のライブでも30分は電話かけ続けてれば繋がる。e+でもアカウント4個あればどれか当たります。

それがジャニーズ帝国、どうです。

舐めていた。

いや、人気があるのは知ってました。でもこんな地獄みたいなことになってるとは知らなかった。というか「一般もあるにはあるが、普通の人間にはまず無理。ファンクラブに入ってないとそもそも端からチャンスがない」なんて常識を知りませんでした。だってロキノンではそういうことなかったんで。

私が初めて参加したジャニーズのコンサートはNEWSだった。一般を狙ったのだが、そもそもかけてもかけても繋がらない。ようやく繋がったのがなんと二時間後で、当然もう終わっていた。

twitterで譲渡を探すというテクニックも知らず、チケット流通センターか何かで定価以上で買ってしまった。転売屋の存在を知らなかったもので。

今思えば悪に加担してしまったわけで、後悔することしきりなのだが、当時は悪いことだと知らなかったのだ。高いなーとは思ったが。1.5倍の値段で買いました。

それからもNEWSのコンサートには何度か行ったが、2回目以降はtwitter等で譲渡を探したり、知り合いの知り合いのファンクラブに入っている人から譲ってもらったりした。

この次のジャニーズWESTが初めて自分で当てたチケットです。こんなに取らないとは思わなかった。

④コンサートが楽しい

これはいい意味での驚き。こんなに楽しいとは思わなかった。

私は元々アンチジャニーズ。

あいつらはイケメンって言ったってモデルとかハリウッド俳優とかの方が絶対イケメンだし、歌は下手だし、ダンスはダンサーの方が絶対うまいし、背は低いし、そもそも自分で作詞作曲をしない奴らなんてカラオケじゃねぇか、そんなもの歌じゃねぇ!

と頑固に思っていたのです。

それがNEWSを好きになって、コンサートDVDを見て、楽しい!いや、でもこのライブがたまたまかも?なんて思っていた。

いや、土下座してお詫びいたします。

大体、日本の何百万という女性が長年夢中になっているのだから、つまらないわけがないんですよ。多くの人が惹かれるものって、それなりに理由があるんです。

ジャニーズのコンサートは完全なエンターテイメント。構成も演出も豪華でよく練られていて計算されていて、似ているもので言えばディズニーのパレードや夜のショーが似ている。プロが集まって知恵と技術を出し合った総合芸術なのだ。

それまで私はロックのライブにばかり言っていたわけだが、ロックのライブはよく言えば自然体、悪く言えば高校生バンドの文化祭の発表からあんまり変わっていない。始まる時間も終わる時間もズレまくる。トークはつまらなかったり内輪ネタだったり。

相撲に凝っているボーカルがヒョロヒョロの体で四股を踏み、「これは何なんだ」と思いながら、ボーカルの機嫌を損ねないためだけに拍手をしたこともある。

ロックバンドは、少なくとも私がライブを見てきたバンドは、芸術家気質が行きすぎちゃったのか、何も考えていないのか、楽しませるという点においてプロ意識低め。

その点において彼らはプロだった。

チャラチャラへらへらしたイケメンだと思っていた彼らはプロだった。

ぶっちゃけ、歌のうまさで言えば、大概のロックバンドのボーカルより、ジャニーズのうまい人の方がうまいです。作詞作曲の才能は断然バンドマンの勝ちですよ。そこは絶対そう。でも歌のうまさは正直ジャニーズもかなりうまいし、バンドマンもあんまり、だったりする。

彼らはチャラチャラしてるように見えて真面目で真剣で努力家なのだ。

しかもめちゃくちゃ器用。

彼らはあらゆる点で85点以上をコンスタントに出すプロ。それぞれを見たら、120点を出す専門家に負けるかもしれない。でも、彼らは全部が85点以上なのだ。

トークも面白く、歌も上手くて、踊れて、演技ができて、顔がかっこいい。

私はそのことを知らなかった。

馬鹿にしてちゃんと見てなかったから。

好きになってよかったと思う。

彼らはかっこいい。顔が、ではない。顔もきれいな子が多いのだけれど、絶世の美男子だけを百人以上集めた集団ではない。何かもっと別のかっこよさなのだ。

コンサートではそれが凝縮して爆発するので、気になる方はまずライブDVDからご覧ください。