未だにその差異がわからないのが絨毯、カーペット、ラグなのだが、申し上げたいのはそのことではない。
先週の金曜日、出掛けに着ようと思ったらワンピースにしわがよっていたのでアイロンをかけたのだが、横着してソファを台のかわりに使った。そこまではよかったのだが、裏返すためにアイロンをカーペットの上に置いてしまったのだ、しかも熱い部分を下にして。
あっと思った時は遅かった。
アクリルだかなんだかが含まれていたラグの表面は溶けて硬くなり、まるでブリュレの表面のようなことに。
どうしよう。と思ったが起きてしまったことは仕方ない。対処法の検索だ。
私のようにうっかり置いちゃった、という人は少なくなかった。が、有用な解決法というのはあまり見つからなかった。
「あきらめてください」とか「焦げた部分を切り取り、目立たないところから削いだ物を木工用ボンドで貼り付けてください」とか。
自力でなんとかするしかありません。
調べてみるとどうも溶けているのは表面だけのよう。なので切り取ってみることに。
布切り用のはさみを百均で買ってきたもののあまり切れ味が良くない。そこでドイツ旅行時の自分用のお土産ヘンケルスのハサミを使ってみたところ、さすがドイツ製、よくきれる。一時間ほど格闘して、ややその部分だけ凹んだもののはげることもなくなかなかきれいに後処理できた。
めでたしめでたし。
ということで学びとしては、毛足がある程度ある場合は細かく表面をカットすることでリカバリー可能ということでした。
ちなみに右上の黒いクズは切り取った部分で、焦げていた部分は水色と茶色の間のところ。